2018年10月19日
アキアジ2018シーズン総括
少し早いかもしれませんが,今シーズンのアキアジが終了した…かも知れないので,過去記事を中心に振り返ってみたいと思います。
今シーズンは概ね以下のような流れでした。
8月後半:日高,十勝でウキルアー,胆振でぶっこみ・ウキルアー,積丹でウキルアー → 釣果4本
9月前半:胆振でぶっこみ,積丹でウキルアー,石狩でウキルアー・フカセ → 釣果4本
9月後半:胆振でぶっこみ・フカセ → 釣果5本
10月前半:胆振でフカセ → 釣果11本
序盤で早々に昨年の釣果5本を超え,滑り出しは快調でした。ところが,いよいよシーズン本格化と思った9月前半に釣果が伸びず挫折を味わいました。9月後半からはフカセに活路を見出し再び釣果を伸ばし,昨年を大幅に超えることが出来ました。
ここで釣法ごとに成績をまとめたものを以下に載せます。

1本でも揚げたら勝ち,ボウズは負け。竿を出した日ごと釣法ごと地域ごとに1戦とカウントしています。例えば,夕方に現地入りして夕まずめでウキルアー→翌朝にぶっこみ→午後からウキルアーとフカセ,という釣行であれば,ウキルアー2戦,ぶっこみ1戦,フカセ1戦とカウントします。"全釣法総合"の項目のみ,釣法の区別を無くし,竿を出した日ごとに1戦としています。前述の釣行モデルならば2戦とカウントしています。
統計を取ってみると自分の感覚よりも敗戦が多い印象ですね。夕まずめのみの敗戦が結構多く,丸一日の完全敗北が少ないからだと思います。それでは過去記事とともに地域ごとに振り返ってみたいと思います。
積丹の釣果は我ながら良く揚げられたなと思います。好調な積丹は今シーズン1回も見てません。釣果も積み重なってきて,自分の狙い通りに上手く行くケースも出てきて自信にもつながりました。釣り場巡りも経験したので来年のサクラマスシーズンに繋がると思います。
目を引くのは石狩での3戦全敗ですね。8月下旬に好調だった時期に混雑を嫌って行かなかったことが大きいかなと思いました。毘砂別,幌,厚田あたりは相当揚がっていたらしく,例えば厚田でもいいタイミングだとほぼ全員が釣れて全体で60本以上という話も聞きました。自分が行ったときは全体的に釣れていない厳しいタイミングでしたし,自分としても釣果が伸びない苦しい時期でした。石狩での敗戦をきっかけに真剣にフカセに取り組み,その後胆振での釣果12本に繋がったので大きな契機だったと思います。
石狩での敗戦からのフカセ研究については後日記事にするつもりです。
結局釣果の大部分は胆振でした。ぶっこみの積み重ねもありますが,やはりフカセでの成功が大きかったですね。たった5本ですが1日で昨シーズントータルの釣果に達した日もあったので,ちょっとびっくりでした。来年もサケ釣りを続けていれば2ケタ釣果を挙げられる日も訪れるだろうと思っていますが,"3種釣り"を今後達成する機会はもう来ないかもしれませんね。
来シーズンはどの地域でどのように竿を出すことになるでしょうか?今から楽しみですね。別な視点からのシーズン振り返り記事もそのうち載せようかなと思っています。
今シーズンは概ね以下のような流れでした。
8月後半:日高,十勝でウキルアー,胆振でぶっこみ・ウキルアー,積丹でウキルアー → 釣果4本
9月前半:胆振でぶっこみ,積丹でウキルアー,石狩でウキルアー・フカセ → 釣果4本
9月後半:胆振でぶっこみ・フカセ → 釣果5本
10月前半:胆振でフカセ → 釣果11本
序盤で早々に昨年の釣果5本を超え,滑り出しは快調でした。ところが,いよいよシーズン本格化と思った9月前半に釣果が伸びず挫折を味わいました。9月後半からはフカセに活路を見出し再び釣果を伸ばし,昨年を大幅に超えることが出来ました。
ここで釣法ごとに成績をまとめたものを以下に載せます。
1本でも揚げたら勝ち,ボウズは負け。竿を出した日ごと釣法ごと地域ごとに1戦とカウントしています。例えば,夕方に現地入りして夕まずめでウキルアー→翌朝にぶっこみ→午後からウキルアーとフカセ,という釣行であれば,ウキルアー2戦,ぶっこみ1戦,フカセ1戦とカウントします。"全釣法総合"の項目のみ,釣法の区別を無くし,竿を出した日ごとに1戦としています。前述の釣行モデルならば2戦とカウントしています。
統計を取ってみると自分の感覚よりも敗戦が多い印象ですね。夕まずめのみの敗戦が結構多く,丸一日の完全敗北が少ないからだと思います。それでは過去記事とともに地域ごとに振り返ってみたいと思います。
【日高・十勝】
序盤での遠征で釣果を挙げられたのは大きかったです。1本目を早々に揚げられて気持ちに余裕が生まれました。遠征して空ぶるとダメージが大きいですからね。2018/08/28
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2018/09/01
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2018/09/18
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2018/09/25
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【積丹】
積丹の釣果は我ながら良く揚げられたなと思います。好調な積丹は今シーズン1回も見てません。釣果も積み重なってきて,自分の狙い通りに上手く行くケースも出てきて自信にもつながりました。釣り場巡りも経験したので来年のサクラマスシーズンに繋がると思います。
2018/09/26
いつもの、といっても数えるほどしか釣行経験がありませんが,なんとなくぶっこみがやりたくて,ホームにしている胆振の漁港に行きました…完 全 空 振 り今年はどこも1週間程度早いようなのでちょっと期待していましたが,さすがに8月末は早すぎたようです。アタリも全くないので昼頃に撤退します。…
2018/10/11
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【石狩】
目を引くのは石狩での3戦全敗ですね。8月下旬に好調だった時期に混雑を嫌って行かなかったことが大きいかなと思いました。毘砂別,幌,厚田あたりは相当揚がっていたらしく,例えば厚田でもいいタイミングだとほぼ全員が釣れて全体で60本以上という話も聞きました。自分が行ったときは全体的に釣れていない厳しいタイミングでしたし,自分としても釣果が伸びない苦しい時期でした。石狩での敗戦をきっかけに真剣にフカセに取り組み,その後胆振での釣果12本に繋がったので大きな契機だったと思います。
石狩での敗戦からのフカセ研究については後日記事にするつもりです。
【胆振】
結局釣果の大部分は胆振でした。ぶっこみの積み重ねもありますが,やはりフカセでの成功が大きかったですね。たった5本ですが1日で昨シーズントータルの釣果に達した日もあったので,ちょっとびっくりでした。来年もサケ釣りを続けていれば2ケタ釣果を挙げられる日も訪れるだろうと思っていますが,"3種釣り"を今後達成する機会はもう来ないかもしれませんね。
2018/10/14
答え:胆振(いぶり)の漁港で翌朝のぶっこみに備えて車中泊していた先輩と前日入りしてハモでも狙って投げ釣りしながらバーベキューしようとしたらハゴトコ1匹しか釣れなかったんだけど途中から雷雨豪雨で釣りどころでなくなって火を起こすのも一苦労してなんとか雨も上がって美味しく肉を食べて寝てたわけです。で,朝の3…
2018/10/15
サケを釣る方法ってメジャーなものだと,ぶっこみ,ウキルアー,フカセでしょうか。ウキルアーとフカセは同じ竿でもできるからセットで考える場合もありますね。道東だと垂らしも盛んに行われているようです。マイナーどころではスプーン単体,さらにはジグやミノーも話には聞きます。今回は同じ日にこれらの釣法のうち3種…
来シーズンはどの地域でどのように竿を出すことになるでしょうか?今から楽しみですね。別な視点からのシーズン振り返り記事もそのうち載せようかなと思っています。
タグ :アキアジ
2018年10月15日
アキアジ3種釣り達成!!
サケを釣る方法ってメジャーなものだと,ぶっこみ,ウキルアー,フカセでしょうか。ウキルアーとフカセは同じ竿でもできるからセットで考える場合もありますね。道東だと垂らしも盛んに行われているようです。マイナーどころではスプーン単体,さらにはジグやミノーも話には聞きます。今回は同じ日にこれらの釣法のうち3種類でサケを釣ったよというお話。
スタートはいつもの,といっても通算5回目だけれど胆振(いぶり)の漁港脇のサーフでぶっこみから。今回はの続編で,友人にアキアジを釣らせよう釣行の第2弾です。どうも前日入りしてバーベキューをすると,どうも気分がぶっこみになってしまう自分が居ます。一応ルアーとぶっこみのどちらでも行けるよう準備したのですが,ぶっこまずにはいられなくなってしまったので,友人は一人で防波堤へ,自分は隣接のサーフで投げ竿を準備します。お互いに視認できる位置ですので,いざとなったら助けにも行けるでしょう。

この日は天気が悪く,前日までの海の荒れが残っていたので,安全策でオモリはいつもの30号ではなく,40号を選択しました。肝心の反応はというと…
イマイチですね。
防波堤では10人以上が竿を振るっていますが,1本揚がっただけのようです。一方こちらはというと,1回小アタリでエサを取られたのと,

ブレてしまいましたが♂を1本揚げました。
しかしマズメ時をすぎると,ぱたりと反応が無くなってしまいました。雨が結構強く,しんどくなってきたので車まで避難です。別に示し合わせてませんが,友人も避難してきました。
予報を見るに午前中は雨が続きそうです。前日の予報はそんなに悪くなかったはずなんだけど仕方ないか。二人で休憩がてら朝食となりました。気づけば防波堤に10人以上いたルアーマンたちも3人まで減っています。
9時を過ぎて雨脚が弱まったタイミングで再開してみましたが,ここでうれしい誤算,

結局これ以上の好転は見込めそうにないので昼前に移動を決断しました。

ややブナの入った♂♀1匹ずつをクーラーに入れて釣り場を後にします。
午後の胆振の釣り場を順に見ていきますが,どこも調子が悪そうです。
と,何番目かの場所で活況を呈しているのに出くわしました。防波堤の先端部に揚がったサケが並んでいます。
周りの方に聞いたところ,フカセ有利でタナは大体2mとのこと。
話を聞いている間にヒットを目撃!
我らも続けと,早速2人でフカセに挑戦です。
今期はまだフカセで揚げていないので不安で一杯でしたが,仕掛けを投入してアタリを待ちます。
周囲の方々はみなドングリウキで,しかもギリギリに調整された浮力はウキの頭をギリギリ水中に沈めた位置で留めています。
一方の自分はというと,棒ウキの浮力が余り気味で恥ずかしい…調整しきれてないのがバレバレです。もともと今回はフカセをやるつもりは無かったのですが,次回までにフカセの準備をしっかりしようと心に誓いました。
準備不十分なのは仕方ない,現状あるものでベストを尽くそうと,慎重に糸ふけを取りながらウキの動きに集中します。
友人の方はというと,初めてのフカセに苦戦しています。そりゃルアーロッドだから投げづらいのは仕方ないよね。
隣で適宜アドバイスを送っていると,徐々にキャストが安定してきました。
すると始めてから約30分後に…
コツッ
ここですかさず聞きアワセを軽く入れると
グググググッ!!
アワセをしっかり入れます。

72cmのがっしりとした体躯の♂をゲットです!!
その後,群れの食い気が無くなったのか,他の釣り人たちが徐々に帰りだしました。自分が1本揚げてから誰もヒットしていません。友人も釣れていないまま徐々に日没も迫ってきました。
このまま友人に釣果なく終わる前に,作戦変更してウキルアーに切り替えです。初心者の友人にとってはウキルアーの方がアタリを取りやすいでしょうし,ここまで来たら手を打った方が良いと判断しました。
釣り場にはもう自分たちしかいませんので,好きなところで好きな方向にキャストできます。いつ友人にヒットしてもいいように,タモを携えて隣で待機しながら竿を振ります。
すると…
コツッ
反応ある!!
ごく軽く訊きアワセすると乗った感触なので本アワセするもフッキングしきらずすっぽ抜け!!
悔しい!!
諦めずにキャストし直すと2投目で
コツッ
ググググググッ

ルアーはやっぱりサモメタピンクです。
さらにアタリが続きます!!
またもや1回の前アタリ後にヒット!!
って
もたついてたら口切れしてフックアウト。あら…
次からもっとデカい網にしよっと。
もう完全に友人の事は脳裏から消えてますw自分の釣りに没頭w
バラシにめげずに続けると,チャンスタイムはまだ続いています。
ってあれっまたすっぽ抜け…さらに勢い余ったルアーが友人の仕掛けとお祭り。この広い釣り場に立った二人でお祭り。アシストどころか足引っ張ってる自分。ほんともうごめんなさい。
糸切って復旧する頃には日が暮れてチャンスタイム終了でした。

夕まずめでアタリが連発したのに結局1本しか取れなかったところが反省点でしたが,これでぶっこみ,フカセ,ウキルアーの3種釣り達成です。いや,そんなことより,またもや友人に釣らせることが出来なかった。それが問題です。次こそは!
スタートはいつもの,といっても通算5回目だけれど胆振(いぶり)の漁港脇のサーフでぶっこみから。今回は
2018/08/28

この日は天気が悪く,前日までの海の荒れが残っていたので,安全策でオモリはいつもの30号ではなく,40号を選択しました。肝心の反応はというと…
イマイチですね。
防波堤では10人以上が竿を振るっていますが,1本揚がっただけのようです。一方こちらはというと,1回小アタリでエサを取られたのと,

ブレてしまいましたが♂を1本揚げました。
しかしマズメ時をすぎると,ぱたりと反応が無くなってしまいました。雨が結構強く,しんどくなってきたので車まで避難です。別に示し合わせてませんが,友人も避難してきました。
予報を見るに午前中は雨が続きそうです。前日の予報はそんなに悪くなかったはずなんだけど仕方ないか。二人で休憩がてら朝食となりました。気づけば防波堤に10人以上いたルアーマンたちも3人まで減っています。
9時を過ぎて雨脚が弱まったタイミングで再開してみましたが,ここでうれしい誤算,
波が収まってきたからオモリを30号に使替える作業を波打ち際でしていたら糸が変な方向に延びていて魚がついていたのでアワセてゲットでござる

結局これ以上の好転は見込めそうにないので昼前に移動を決断しました。

ややブナの入った♂♀1匹ずつをクーラーに入れて釣り場を後にします。
午後の胆振の釣り場を順に見ていきますが,どこも調子が悪そうです。
と,何番目かの場所で活況を呈しているのに出くわしました。防波堤の先端部に揚がったサケが並んでいます。
ここに決めた!!
周りの方に聞いたところ,フカセ有利でタナは大体2mとのこと。
話を聞いている間にヒットを目撃!
我らも続けと,早速2人でフカセに挑戦です。
今期はまだフカセで揚げていないので不安で一杯でしたが,仕掛けを投入してアタリを待ちます。
周囲の方々はみなドングリウキで,しかもギリギリに調整された浮力はウキの頭をギリギリ水中に沈めた位置で留めています。
一方の自分はというと,棒ウキの浮力が余り気味で恥ずかしい…調整しきれてないのがバレバレです。もともと今回はフカセをやるつもりは無かったのですが,次回までにフカセの準備をしっかりしようと心に誓いました。
準備不十分なのは仕方ない,現状あるものでベストを尽くそうと,慎重に糸ふけを取りながらウキの動きに集中します。
友人の方はというと,初めてのフカセに苦戦しています。そりゃルアーロッドだから投げづらいのは仕方ないよね。
隣で適宜アドバイスを送っていると,徐々にキャストが安定してきました。
すると始めてから約30分後に…
コツッ
前アタリキタ!!
ここですかさず聞きアワセを軽く入れると
グググググッ!!
ヒット!!
アワセをしっかり入れます。

72cmのがっしりとした体躯の♂をゲットです!!
その後,群れの食い気が無くなったのか,他の釣り人たちが徐々に帰りだしました。自分が1本揚げてから誰もヒットしていません。友人も釣れていないまま徐々に日没も迫ってきました。
このまま友人に釣果なく終わる前に,作戦変更してウキルアーに切り替えです。初心者の友人にとってはウキルアーの方がアタリを取りやすいでしょうし,ここまで来たら手を打った方が良いと判断しました。
釣り場にはもう自分たちしかいませんので,好きなところで好きな方向にキャストできます。いつ友人にヒットしてもいいように,タモを携えて隣で待機しながら竿を振ります。
すると…
コツッ
反応ある!!
ごく軽く訊きアワセすると乗った感触なので本アワセするもフッキングしきらずすっぽ抜け!!
悔しい!!
諦めずにキャストし直すと2投目で
コツッ
聞きアワセして…
ググググググッ
乗った!!

ルアーはやっぱりサモメタピンクです。
さらにアタリが続きます!!
またもや1回の前アタリ後にヒット!!
って
デカっ!!
デカすぎてタモに入らない!!
デカすぎてタモに入らない!!
もたついてたら口切れしてフックアウト。あら…
次からもっとデカい網にしよっと。
もう完全に友人の事は脳裏から消えてますw自分の釣りに没頭w
バラシにめげずに続けると,チャンスタイムはまだ続いています。
また来たよ!ほれっ!!
ってあれっまたすっぽ抜け…さらに勢い余ったルアーが友人の仕掛けとお祭り。この広い釣り場に立った二人でお祭り。アシストどころか足引っ張ってる自分。ほんともうごめんなさい。
糸切って復旧する頃には日が暮れてチャンスタイム終了でした。

夕まずめでアタリが連発したのに結局1本しか取れなかったところが反省点でしたが,これでぶっこみ,フカセ,ウキルアーの3種釣り達成です。いや,そんなことより,またもや友人に釣らせることが出来なかった。それが問題です。次こそは!
Posted by 八平陸 at
21:03
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2018年10月14日
地震の瞬間何をしていたのか?
答え:胆振(いぶり)の漁港で翌朝のぶっこみに備えて車中泊していた

先輩と前日入りしてハモでも狙って投げ釣りしながらバーベキューしようとしたらハゴトコ1匹しか釣れなかったんだけど途中から雷雨豪雨で釣りどころでなくなって火を起こすのも一苦労してなんとか雨も上がって美味しく肉を食べて寝てたわけです。
で,朝の3時頃でした。鼻づまりで息苦しくて目覚めたら踏切の音がして,電車が通過したな,と思ったら携帯の警報が鳴りだしました。次の瞬間ぐらぐらと。
海抜0メートルの漁港で地震に遭うとか,ヤバイどころではないので慌てて車を動かして避難しました。直後に"津波の恐れなし"と報道されたので少し安心しましたが,念のためしばらく海から離れようと一旦コンビニに行くことに。
ところが,コンビニがあるはずの近辺を通過しても見つからない。それもそのはず,停電で信号も店の看板も何もかも消灯していたのですから。

道の駅も真っ暗。手動で自動ドアを開けてトイレを使わせてもらいました。

コンビニも真っ暗でした。
ともあれ津波も心配なく,釣りの準備は問題なかったので夜明けとともにぶっこみ開始です。

結論から言うと釣れました。
まず6:00頃に先輩が1本。ビクンビクンと揺れる穂先をみて,しめしめとアワセを入れてアキアジゲットです。
実はぶっこみでサケが揚がるところを見たのはこれが初めてです。昨シーズンは2回ぶっこみに挑戦しましたが,いずれも釣り場全体で0本という惨状でした。
続いて7時頃に自分の竿にもアタリが来ました。
こんなものか?と思いつつ大アワセを3回ほど入れ,これもあっさりゲット。

ぶっこみ人生初釣果です。

血抜きして洗った後です。
その後先輩が浜にずり上げるときにフックオフして1バラシ。アワセを1回しか入れてなかったので,追いアワセは必要だよねという話。
さらに自分にも1本。しかしこれも浜に揚げるときに結び目が解けてフロートごとさようならw
去年作った仕掛けだし,しっかり結びなおそうね,という当たり前の話。
以前にもあったなこの話
さらにさらに,先輩と小休止してコーヒーを飲んでいたところ,先輩の竿が
グーーーーーーーーーーーーーーー
っと沖側に倒れそうなほど一気に傾きました!!
さらにもう一度
グーーーーーーーーーーーーーーッ!!
先輩「ゴミか?」
八平「いやいや,魚でしょ!!」
2人で慌てて駆け寄って70オーバーの♀ゲット!

こんな凄いアタリは見たことがなかったのでビックリでした。
さらに仕掛けを投げなおしていた先輩の竿にもう1本!!

今度はやや小ぶりな♀。別な竿の仕掛けを投げなおしていたところ,糸がふけっていて,魚がついていたとのこと。うらやましいです!!
ここらでちょっと不安になってきました。当初2,3時間で復旧するかもと報道されていた停電ですが,昼前になっても一向に回復しません。それどころか復旧の見込みが不明との話に。町内放送でも停電の復旧のめどは立っておらず,携帯の充電を希望する人は役場まで,と案内されています。被害の状況も徐々に明らかになってきました。現状釣り場にいて困っていることはないのですが,家に帰っても停電というなら話が違います。頼みの綱の携帯電話も,基地局の非常バッテリーが力尽きたら通じなくなる可能性がでてきました。
これって結構やばいんじゃない?
釣れてるのはいいんだけど,冷蔵庫が無かったら腐るよね?
それ以前に北海道大丈夫か?
ここで先輩が街に様子をみにいくことに。その間自分は竿番です。
こんなときに限って釣れるのは不思議ですが,先輩の竿にもう1本来たので,竿番の役目を果たしておきました。

76cmの♂で,自分としては過去最大サイズです。まあ自分の釣果か微妙ですがw
戻ってきた先輩と話をして,釣りしてる場合じゃないから釣れた魚を捌いて急ぎ帰ろうという事になりました。今回はイクラ以外の内臓はすべて廃棄します。
帰り道で信号が機能しているか不安ですが,明るいうちに自宅に戻ることにしましょう。先輩はコンビニで残ってた氷を確保してきたらしく,ありがたく分けてもらいました。
途中コンビニで当面の食料を買いだしました。停電でも営業してるってすごいなと思いました。レジは動いてませんがハンディPOS?で会計できるみたいです。冷蔵庫はある程度冷えてましたが,当然この後は温かくなる一方です。冷凍庫も死んでいますが,段ボールで蓋をしてある程度の保温をして現品販売といった感じでした。自宅や家族の事もあるのに働いている店員さんが可哀そうでしたが,おかげで必要なものを買えました。感謝です。
給油も考えましたが,もともと満タンにしてからこちらに来ていたので,タンクに空きがあまりありません。10台くらい並んでいたのでスルーしましたが,念のため給油しておくのも手だったなとは思いました。結果的には翌々日に給油できたので問題なかったのですが,事態がもっと深刻だったらほんの少しの燃料が重要になってくるかもしれません。非常時の対応として今後の判断材料にしようと思います。
帰り道では機能している信号とそうでない信号,どちらもありました。不安な場所では一時停止して,無事帰札です。
予想通り自宅は停電していましたが,釣り場用に灯りはあったので,他の方々よりは対処に困らなかったかなと思います。水道ガスが生きていたのはラッキーでした。もっとも給湯器は電気を必要とするので風呂は鍋で沸かして対処する必要がありましたが。
持ち帰ったサケは,イクラはしょうゆ漬けにしてイクラ丼に,身は塩漬けにしてトバにしました。うちは普段からコメを鍋で炊いていたのですが,これも非常時に役立ちました。炊飯に関してはいつも通りです。
雷雨,豪雨,地震と非常事態を一気に経験した釣行でしたが,無事生還できたのは幸運でした。震源は同じ胆振とはいえ,比較的距離があったので影響は少なかったのですが,釣り場の選択を違えていたら危険な目に遭っていた可能性もあったわけで,まさに紙一重だったと思います。今回の地震で被災された方々,被災地の一日も早い復興と回復をお祈りいたします。

先輩と前日入りしてハモでも狙って投げ釣りしながらバーベキューしようとしたらハゴトコ1匹しか釣れなかったんだけど途中から雷雨豪雨で釣りどころでなくなって火を起こすのも一苦労してなんとか雨も上がって美味しく肉を食べて寝てたわけです。
で,朝の3時頃でした。鼻づまりで息苦しくて目覚めたら踏切の音がして,電車が通過したな,と思ったら携帯の警報が鳴りだしました。次の瞬間ぐらぐらと。
海抜0メートルの漁港で地震に遭うとか,ヤバイどころではないので慌てて車を動かして避難しました。直後に"津波の恐れなし"と報道されたので少し安心しましたが,念のためしばらく海から離れようと一旦コンビニに行くことに。
ところが,コンビニがあるはずの近辺を通過しても見つからない。それもそのはず,停電で信号も店の看板も何もかも消灯していたのですから。

道の駅も真っ暗。手動で自動ドアを開けてトイレを使わせてもらいました。

コンビニも真っ暗でした。
ともあれ津波も心配なく,釣りの準備は問題なかったので夜明けとともにぶっこみ開始です。

結論から言うと釣れました。
まず6:00頃に先輩が1本。ビクンビクンと揺れる穂先をみて,しめしめとアワセを入れてアキアジゲットです。
実はぶっこみでサケが揚がるところを見たのはこれが初めてです。昨シーズンは2回ぶっこみに挑戦しましたが,いずれも釣り場全体で0本という惨状でした。
続いて7時頃に自分の竿にもアタリが来ました。
なんかビクビクしてる~
こんなものか?と思いつつ大アワセを3回ほど入れ,これもあっさりゲット。

ぶっこみ人生初釣果です。

血抜きして洗った後です。
その後先輩が浜にずり上げるときにフックオフして1バラシ。アワセを1回しか入れてなかったので,追いアワセは必要だよねという話。
さらに自分にも1本。しかしこれも浜に揚げるときに結び目が解けてフロートごとさようならw
去年作った仕掛けだし,しっかり結びなおそうね,という当たり前の話。
以前にもあったなこの話
2018/09/01
準備は入念に!決して釣り場で後悔しないように!!
さらにさらに,先輩と小休止してコーヒーを飲んでいたところ,先輩の竿が
グーーーーーーーーーーーーーーー
っと沖側に倒れそうなほど一気に傾きました!!
さらにもう一度
グーーーーーーーーーーーーーーッ!!
先輩「ゴミか?」
八平「いやいや,魚でしょ!!」
2人で慌てて駆け寄って70オーバーの♀ゲット!

こんな凄いアタリは見たことがなかったのでビックリでした。
さらに仕掛けを投げなおしていた先輩の竿にもう1本!!

今度はやや小ぶりな♀。別な竿の仕掛けを投げなおしていたところ,糸がふけっていて,魚がついていたとのこと。うらやましいです!!
ここらでちょっと不安になってきました。当初2,3時間で復旧するかもと報道されていた停電ですが,昼前になっても一向に回復しません。それどころか復旧の見込みが不明との話に。町内放送でも停電の復旧のめどは立っておらず,携帯の充電を希望する人は役場まで,と案内されています。被害の状況も徐々に明らかになってきました。現状釣り場にいて困っていることはないのですが,家に帰っても停電というなら話が違います。頼みの綱の携帯電話も,基地局の非常バッテリーが力尽きたら通じなくなる可能性がでてきました。
これって結構やばいんじゃない?
釣れてるのはいいんだけど,冷蔵庫が無かったら腐るよね?
それ以前に北海道大丈夫か?
ここで先輩が街に様子をみにいくことに。その間自分は竿番です。
こんなときに限って釣れるのは不思議ですが,先輩の竿にもう1本来たので,竿番の役目を果たしておきました。

76cmの♂で,自分としては過去最大サイズです。まあ自分の釣果か微妙ですがw
戻ってきた先輩と話をして,釣りしてる場合じゃないから釣れた魚を捌いて急ぎ帰ろうという事になりました。今回はイクラ以外の内臓はすべて廃棄します。
帰り道で信号が機能しているか不安ですが,明るいうちに自宅に戻ることにしましょう。先輩はコンビニで残ってた氷を確保してきたらしく,ありがたく分けてもらいました。
途中コンビニで当面の食料を買いだしました。停電でも営業してるってすごいなと思いました。レジは動いてませんがハンディPOS?で会計できるみたいです。冷蔵庫はある程度冷えてましたが,当然この後は温かくなる一方です。冷凍庫も死んでいますが,段ボールで蓋をしてある程度の保温をして現品販売といった感じでした。自宅や家族の事もあるのに働いている店員さんが可哀そうでしたが,おかげで必要なものを買えました。感謝です。
給油も考えましたが,もともと満タンにしてからこちらに来ていたので,タンクに空きがあまりありません。10台くらい並んでいたのでスルーしましたが,念のため給油しておくのも手だったなとは思いました。結果的には翌々日に給油できたので問題なかったのですが,事態がもっと深刻だったらほんの少しの燃料が重要になってくるかもしれません。非常時の対応として今後の判断材料にしようと思います。
帰り道では機能している信号とそうでない信号,どちらもありました。不安な場所では一時停止して,無事帰札です。
予想通り自宅は停電していましたが,釣り場用に灯りはあったので,他の方々よりは対処に困らなかったかなと思います。水道ガスが生きていたのはラッキーでした。もっとも給湯器は電気を必要とするので風呂は鍋で沸かして対処する必要がありましたが。
持ち帰ったサケは,イクラはしょうゆ漬けにしてイクラ丼に,身は塩漬けにしてトバにしました。うちは普段からコメを鍋で炊いていたのですが,これも非常時に役立ちました。炊飯に関してはいつも通りです。
雷雨,豪雨,地震と非常事態を一気に経験した釣行でしたが,無事生還できたのは幸運でした。震源は同じ胆振とはいえ,比較的距離があったので影響は少なかったのですが,釣り場の選択を違えていたら危険な目に遭っていた可能性もあったわけで,まさに紙一重だったと思います。今回の地震で被災された方々,被災地の一日も早い復興と回復をお祈りいたします。
Posted by 八平陸 at
12:04
│Comments(0)
2018年10月11日
ばくちを打って勝つパターン
サケ釣りは行く場所選びが重要です。タイミングを外したら魚がいませんから。まずサケが岸よりしているかどうか,そして川に上ってしまっていないかどうか,さらには群れが口を使ってくれる状況かどうか。釣果はタイミングに左右されます。
サケ釣り場には大きく2種類あります。魚のいる確率の高い釣り場と,低い釣り場です。
例えば雄冬漁港は港内飼育したサケが漁港に戻ってくるので,第一陣の群れさえ到着してしまえば,以降シーズン終了まで魚が全くいないという状況は起こりません。逆に港内に入ったサケがすぐに出てしまうような漁港,例えば盃漁港では,港内でサケに出会うには群れが入り込んだタイミングをぴったり当てないといけません。
新しい群れがいつ到着するかは誰にもわかりません。生きた情報が重要です。釣り新聞は前の週の情報を木曜にまとめて発行したものですから時間差があります。個人ブログも同程度の時間差があり,釣り場が明示されない場合も多いですね。アメリカ屋やフィッシュランドのブログは釣果の翌々日くらいまでに更新されますが,情報量は多くありません。自分が知りたい釣り場の情報が得られる方が珍しいでしょう。釣具屋の店員さんは有用な情報を持っている場合が多いです。各地に釣行してきた客の情報や自分の人脈がソースだと思いますが,最近の情報だけでなく,今シーズンを通しての状況や昨シーズンの状況など長期的な情報も得られます。各釣り場に知り合いが居るのが理想的ですが,そんな人脈を持ち合わせていない自分のような釣り人にとって,釣り場選びにはギャンブル要素がつきものです。
出来ることなら空いている釣り場で新しいサケの群れに会いたい。それが理想です。しかし「空いている釣り場=確率の低い釣り場」の公式はたいていの場合成り立ちます。うまい話なんてそう簡単に転がってない,だけど今回はちょっと勝負に出てみました。もちろん完全なあてずっぽうではありません。不確実ながら勝算はあります。それは第一陣の到来です。
今年の各地のサケの到来状況は,おおよそ1~2週間程度例年より早くなっています。したがって,まだサケの来ていない釣り場も同様に1~2週間程度早い第一陣の到着が予想されます。そこで西積丹は泊村の堀株川に目を付けました。堀株川は流量が多く,到来したサケがすぐに遡上してしまうことで知られています。前日が好調でも翌日には魚が全くいないということもあり得るギャンブル性の高い釣り場です。ダメならすぐに移動しよう,そう考えて朝まずめを堀株川河口で勝負することにしました。9月初旬は堀株川としては早い時期ですが,8月に美国で1本揚げていることから日本海側も行ける可能性が十分にあると判断しました。
辺りが明るくるくなり始める30分ほど前,朝4時頃に堀株川左岸テトラに降りました。ライトから判断するに数名が河口付近でやっているようですが,予想通り殆ど人はいません。
ウキルアーを広範囲にキャストしながらサケの気配を探ります。するとどうでしょう。もじりのようなものが見えました。
いる。
河口近辺という事もあり,エサ取りがうるさいのですが,サケのアタリを探り続けます。
すると5時頃
コツン ガツッ!

やや沖でヒット!なんだか上手く行き過ぎて怖い感じですが,閑散としたテトラで69cmのメスをゲットしました。
ヒットルアーはいつものサモメタピンクです。
このときテトラには自分を含めてルアーマン3人が,河口付近にはぶっこみ師2人が釣りをしている状態でした。このくらい空いてるといい感じですね。
早々に1本を揚げたものの,サケの群れは薄いようです。その後が続きません。気づけば自分以外のテトラのルアーマンは釣果なく撤退してしまったようです。ぶっこみの方もヒットしている様子がありません。相変わらずエサ取りの猛攻は続いているので,エサはものすごい勢いで消費されていきます。
自分もそろそろ移動を考え出した10時頃,川の流れ出しを通していたルアーにエサ取りとは違う小さいアタリを連続して感じました。
巻き上げたルアーのタコベーを急いで2号から1.5号に換装します。そして同じ場所にキャスト!
するとこれがドンピシャ!
一発でヒットしました!

今度は色違いのサモメタです。1本目より少し小さい67cmの♀をゲットしました。
なんだか色々と計算通りに行き過ぎていて怖い。
結局その後は成果なく納竿となりました。

釣り座から見た泊原発

釣り座から岩内方面

河口付近はこんな感じ

その後積丹半島をぐるっと回りましたが,どこも魚がいない感じでした。
今回は幸運もあり上手く行きましたが,もちろん毎回こうなるわけではありません。翌週積丹に出向いた時には完全に空振りましたしね。ただ,釣り場選びの狙いは悪くなかった。そう思います。
サケ釣り場には大きく2種類あります。魚のいる確率の高い釣り場と,低い釣り場です。
例えば雄冬漁港は港内飼育したサケが漁港に戻ってくるので,第一陣の群れさえ到着してしまえば,以降シーズン終了まで魚が全くいないという状況は起こりません。逆に港内に入ったサケがすぐに出てしまうような漁港,例えば盃漁港では,港内でサケに出会うには群れが入り込んだタイミングをぴったり当てないといけません。
新しい群れがいつ到着するかは誰にもわかりません。生きた情報が重要です。釣り新聞は前の週の情報を木曜にまとめて発行したものですから時間差があります。個人ブログも同程度の時間差があり,釣り場が明示されない場合も多いですね。アメリカ屋やフィッシュランドのブログは釣果の翌々日くらいまでに更新されますが,情報量は多くありません。自分が知りたい釣り場の情報が得られる方が珍しいでしょう。釣具屋の店員さんは有用な情報を持っている場合が多いです。各地に釣行してきた客の情報や自分の人脈がソースだと思いますが,最近の情報だけでなく,今シーズンを通しての状況や昨シーズンの状況など長期的な情報も得られます。各釣り場に知り合いが居るのが理想的ですが,そんな人脈を持ち合わせていない自分のような釣り人にとって,釣り場選びにはギャンブル要素がつきものです。
出来ることなら空いている釣り場で新しいサケの群れに会いたい。それが理想です。しかし「空いている釣り場=確率の低い釣り場」の公式はたいていの場合成り立ちます。うまい話なんてそう簡単に転がってない,だけど今回はちょっと勝負に出てみました。もちろん完全なあてずっぽうではありません。不確実ながら勝算はあります。それは第一陣の到来です。
今年の各地のサケの到来状況は,おおよそ1~2週間程度例年より早くなっています。したがって,まだサケの来ていない釣り場も同様に1~2週間程度早い第一陣の到着が予想されます。そこで西積丹は泊村の堀株川に目を付けました。堀株川は流量が多く,到来したサケがすぐに遡上してしまうことで知られています。前日が好調でも翌日には魚が全くいないということもあり得るギャンブル性の高い釣り場です。ダメならすぐに移動しよう,そう考えて朝まずめを堀株川河口で勝負することにしました。9月初旬は堀株川としては早い時期ですが,8月に美国で1本揚げている
2018/09/26
辺りが明るくるくなり始める30分ほど前,朝4時頃に堀株川左岸テトラに降りました。ライトから判断するに数名が河口付近でやっているようですが,予想通り殆ど人はいません。
ウキルアーを広範囲にキャストしながらサケの気配を探ります。するとどうでしょう。もじりのようなものが見えました。
いる。
河口近辺という事もあり,エサ取りがうるさいのですが,サケのアタリを探り続けます。
すると5時頃
コツン ガツッ!

やや沖でヒット!なんだか上手く行き過ぎて怖い感じですが,閑散としたテトラで69cmのメスをゲットしました。
ヒットルアーはいつものサモメタピンクです。
このときテトラには自分を含めてルアーマン3人が,河口付近にはぶっこみ師2人が釣りをしている状態でした。このくらい空いてるといい感じですね。
早々に1本を揚げたものの,サケの群れは薄いようです。その後が続きません。気づけば自分以外のテトラのルアーマンは釣果なく撤退してしまったようです。ぶっこみの方もヒットしている様子がありません。相変わらずエサ取りの猛攻は続いているので,エサはものすごい勢いで消費されていきます。
自分もそろそろ移動を考え出した10時頃,川の流れ出しを通していたルアーにエサ取りとは違う小さいアタリを連続して感じました。
ん,サケっぽいな…でも喰い切らない感じか…
タコベーのサイズを下げてみるか。
タコベーのサイズを下げてみるか。
巻き上げたルアーのタコベーを急いで2号から1.5号に換装します。そして同じ場所にキャスト!
するとこれがドンピシャ!
一発でヒットしました!

今度は色違いのサモメタです。1本目より少し小さい67cmの♀をゲットしました。
なんだか色々と計算通りに行き過ぎていて怖い。
結局その後は成果なく納竿となりました。

釣り座から見た泊原発

釣り座から岩内方面

河口付近はこんな感じ

その後積丹半島をぐるっと回りましたが,どこも魚がいない感じでした。
今回は幸運もあり上手く行きましたが,もちろん毎回こうなるわけではありません。翌週積丹に出向いた時には完全に空振りましたしね。ただ,釣り場選びの狙いは悪くなかった。そう思います。
Posted by 八平陸 at
20:28
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